起業家精神を忘れず-Airbnb ②

2008年の秋に民主党と共和党のナショナル・コンベンションに来る何人かの人々の宿泊先を手配しました。
しかし、彼らの数はそこまで多くなかったので、こんなクレイジーなアイディアを思いつきました。
朝食のシリアル、コンベンション用のものをつくったらどうだろう? と。だって私達はエアベッドと朝食を提供するサービスをやっているのですから、朝食シリアルビジネスに手を出すことは理に適っています。「キャプテン・マッケイン」シリアルとオバマのテーマで「改革のブレックファースト」なるシリアルのアイディアが浮かびました。
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しかし、コンベンション仕様シリアルをつくりたくてもまったくお金がありませんでした。そこでゼネラル・ミルズに何度も何度も電話をしたのですが、最終的には「何度もかけてくるな。近接禁止令を施行してもらうぞ!」と言われてしまいました。
しかし、ローカルのある会社で1000箱のシリアルをつくってもらうことが出来ましたので、プレスに送ってみると1週間で全国放送のテレビや新聞に取り上げられ、この朝食シリアルで40,000ドルの売り上げを得ることが出来ました。

2008年はシリアルの売上が40,000ドルで、Airbnbウェブサイトの売上が5,000ドルでした。母から「あんたは朝食のシリアルを売る会社を始めたのかい?」と言われたことを覚えています。

母にそう言われたことよりも、売上だけで見るとAirbnbはほとんど朝食シリアル会社になってしまっていたというのが悲しいところでした

この話のポイントは常に起業家精神を忘れずに新しいこともやってみることが大切だということです。

そこで諦めずにシリアルをつくってみようだとか考えるのです。繰り返しになりますが、創業当時に何をするかがその会社の信念、原則となります。

     「創業当時に何をするかがその会社の信念、原則となります」
    と締めくくっています。私にとって感慨深い一言です。